インタビュー

「全ては患者様のために」は、当たり前です。

歯だけ治してココロが満たされていないと、そこまでの評価は得られない。
一人ひとりの患者さんに深く付き合います。

来年(2016年5月)で開院10週年になるようで、おめでとうございます。 インターネットでの口コミを見ていると、先生の医院さんはいい口コミがいっぱいあるのですが。
ありがたいですよね。
プラスの連鎖なんですよね。
最初の立ち上げの時から、いい口コミをしてもらっていたので、こっちもそれを見て励まされ、見直しするという流れができているんですね。
コメントが良い患者さんを呼んで来るという、いい流れになっているんです。
いいスパイラルになっている。
いい時には、良い反応で、良い回転をする。
とても仕事がやりやすいです。
衛生士さんにインタビューしたら、3人とも同じことを言っていました。先生と患者さんとのコミュニケーションがうまく出来ていること。先生も噛み砕いて話をしているとのこと。 特に診療枠の時間の取り方を、かなり考えているとのことでした。
そのつもりなんですけど、本当にベストな状況になっているといいんですが。
そういうスタイルを貫きたい。
スタッフにそういってもらえると、ありがたいですね。
CTを買われたそうですが、その狙いは?
1つ目の理由は、インプラントの正確さを求めるため。
2つ目の理由は、診断する精度を高めるため、見たいところがよく見えるんですね。
CTはここぞ!って時に対応ができます。
例えば、治りにくくなっている治療、虫歯の症状がどうして消えないんだろう?という時に、CTを撮って診ることで原因が分かることもある。根治(根管治療:歯の根の治療)などにも使います。病名によって保険適応になるものもありますが、基本は自費治療です。
CTは、ひとつの武器になりますね。
インプラントの患者さんは多いのですか?
そうですね。
インプラントの治療の際は、CTは必要不可欠です。
今までは、患者さんに隣町の医院までCTを撮りに行ってもらっていたんです。
患者さんの手間と時間をお掛けしていましたが、撮りに行かなくて済むようになりました。
CTって、何でそんなに重要なんですか?
インプラントの手術で死亡事故がありましたよね。
それ以後、治療計画を見直す流れになってきているのです。
ワンステップ上の安心感を持てるため、「より正確に」を目指すための「ツール」なんです。
CTを撮ったら、その画像を元に精密なガイドを作るんです。「ここにインプラント入れてください」っていう目印、ガイドをね。
CTの画像を元に手術をシュミレーション化すると、インプラントを埋めるポジション「この深さで、この位置で、この大きさで」ってのが全部決まるんですね。そのガイドにはドリルがここでストップする、というストッパーもあるんです。
手術後の違和感とか痛みとかが、フリーハンドに比べると、より少なくなるんです。
患者さんが一番楽になる、手術の仕方です。
腹腔鏡手術もインプラントも一緒で、なるべく切るところを少なくすると患者さんの負担が少なくなります。
でも、小さく切ると見えないので、それをCTで補う感じです。
ほぼ、ズレません。
遠方から来る患者さんはいらっしゃいますか?
大磯は近い方ですね。
横浜や小田原や、遠くは熱海から来る方もいらっしゃいます。
おかげさまで、皆さん口コミを見て来てくださいます。
小さい頃に、歯医者で痛い思いをした方が多いですよね。
自分もそうです、その一人です。
でも、それが歯医者サイドから見れば「当たり前」だった。
歯医者が今まで「痛いのが普通だ」と思ってやってきたことが、患者さんにとってはストレスだったんですね。

なので、自分自身の中の「当たり前」を変えました。

歯だけ治してココロが満たされていないと、そこまでの評価は得られない。
接し方とか、スタッフの対応、そして、治療が上手でなければならない。
そういうところを意識していかないと・・・と常々思います。

治療も対応も、全方向でOKなんですね。
仕事、すんごいやりやすいですもん!(笑)
毎日仕事に来るのが、楽しくてしょうがない。
そういう気持ちでお仕事ができるのは、素晴しいですね。具体的にどこが「楽しい」ですか?
治したら、患者さんが喜んでくれるでしょう?
その反応を見るのも嬉しいし、自分なりに「上手くいったなぁ」「決まったな~」って感覚が楽しい。
仕事好きなんですね。
いい環境だから、「好き」が更に倍増しますよね。
患者さんや、スタッフのとのやりとりが、投げれば返ってくる、キャッチボールになっているので、本当に楽しいんです。
この医院さんは、これからどうなっていくのでしょうか?
自分の与えられた診療時間で、100%に近い実力を発揮できればいいのかなと。
自分で自分の診療時間が決められるので、自分で時間を与えているんですけど(笑)。
一人ひとりの患者さんに深く付き合う方が、いいですね。
先生が、最初から最後までキチンと自分でやる。「じゃあ後、お願いね」じゃなくて、最後まできちんと診る先生だ、とスタッフの方が口を揃えて言っていました。
「ココの業務は、私の範囲」って思うんですね。
仮歯も自分でやります。
あくまでも仮なので、そんなにこだわらなくてもいいんですけど、仮歯も一つ、大事な歯なんですよ。
「この歯で帰らせるの?」って、気持ちの中にあるんですね。
衛生士の業務じゃないですよね。
「きれいな仮歯を付けると、来なくなるよ」って言われたこともあります。
でも、患者さんはキレイな仮歯を入れても、ちゃんと最後まで来てくれますよ。
仮歯はあくまでもプラスチックなので、大事なときに、ダメになったりすることもあります。
歯科医師の範囲の仕事を、きちっとやることが大事なんですね。
中途半端で帰したくないんです。
職人気質なんですかね。(笑)

適当な仮歯を自分が付けられたら、いやでしょう?
「これで終わらせるのか?」って、なりますよね。

でも、自分の意見ばかりを押し通すのも違います。
「バランス感覚」が大事ですよね。
ですので、自分も納得して、且つ、患者さんが納得するところが「ゴール」ですね。
「どこに向いて仕事をしているか?」ですね。
「全ては患者様のために」は、当たり前です。
そのために、何度も何度も、くどいくらい説明しますよ。(笑)

「言った」のと「伝わった」のは、違います。
「言ったじゃん!」って言いたくないんですね。
「言った言わない」の水掛け論は、したくないんです。
特に、自費の場合は明確に話します。
「今回は、これだけ、次回はこれだけ、費用が掛ります」って計画書をお渡しししてサインを頂きます。

自費の治療は、費用の高い治療です。
自費治療で「大金を払うこと」は、「当たり前」ではありません。
信用していないと、人はお金を払いません。
スタッフの雰囲気や、ティースギャラリー(受付にある、本物の歯の詰め物のショーケース)があって、どんなものを入れるのかをハッキリ示しているので、患者さんが受け入れやすいのかもしれません。

「正のスパイラル」「ポジティブスパイラル」が働いているんですね。
ウチは、ビルの3階です。
なので、コンビニみたいにすぐに入れるわけじゃないんですけど、でも雰囲気ってなぜか外に伝わるんですよ。
科学的根拠はないけど(笑)。
あとは電話対応がいいことがポイントかな?

こんな感じの歯医者ですので、スタッフともども、ぜひよろしくお願いします。

インタビュー:2015/7/13

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